2018年月報9月号巻頭言「新しい家族が与えられる喜び」

「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」(詩篇133編1節)

シカモア教会では、今年の2月より月に一回土曜日に、Worship Nightという若者向けの礼拝をささげています。礼拝の中で讃美歌を8曲も歌う、讃美中心の礼拝で、その讃美をリードするのはギターやベース、ドラムやキーボードからなる現代的な音楽です。

シカモア教会の周辺には日本人留学生が多くいるため、こうした若者を教会に招くために、教会の敷居をいかに低くできるかということを絶えず考えてきました。そこで思いついたのが、このWorship Nightでした。若者に親しみやすいスタイルで礼拝をささげてみようという、新しい宣教ビジョンが示されたのです。

しかし、ビジョンは与えられても、そのビジョンを実現させるためには音楽の賜物を持った人々が必要になります。幸いシカモア教会には、ギター、ベース、キーボードの奏者がすでに与えられていましたが、音楽のリズムを刻む肝心なドラム奏者がまだいなかったのです。それでも、神様が必要なものをすべて備えてくださると信じて、私たちは2月に第一回目のWorship Nightを行うことを決め、ポスターを作って告知をしました。

それから2週間ほどたったある日、一人の好青年が突然教会に現れました。それが、この度8月12日(日)にシカモア教会メンバーとして他教会から転入会をしてくださった、吉井クリスさんでした。

初めて彼がこの教会に来た時、私は導かれるようにすぐに聞きました。「何か音楽はされますか?」するとクリスさんはこう答えたのです。「ドラムをやります」。神様が素晴らしいタイミングで、私たちの群れに大きな賜物を備えてくださったことを確信しました。こうして私たちは、2月のWorship Nightを盛大に行い。それから毎月、20-30名の若者を集めて、月に一度の礼拝を続けています。

私たちの祈りが聞き届けられた喜びと共に、礼拝の奉仕を通してクリスさんが私たちの教会メンバーとなる決意をしてくださったことは、この上ない喜びでした。新しい教会家族が私たちに与えられたのです!神様はいつも私たちに、こうして素晴らしい恵みと喜びを備えてくださいます。驚くべき神様の御業に感謝!

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